
結論: 新宮市が市独自に出しているお金は、ほぼ「創業」に一点集中しています。2026年8月19日時点で市公式サイトに掲載を確認できた事業者向けの制度は7件で、その中心である新宮市創業支援補助金(対象経費の2分の1以内・上限50万円、商店街等で営業する場合は60万円)は、予算上限に達したため2026年7月7日に新規受付が終了しています。つまりいま新宮市で動くべき順番は、創業予定なら「次年度の年度当初に一番乗りで出す準備を今から作る」、既存事業者なら「市ではなく国と県を本体に据える」の2つに分かれます。
この記事の要点 対象読者: 新宮市内で事業を営む方、これから新宮市で創業する方で、「市の補助金が一覧で分からない」「空店舗対策の補助金を探したが公式ページが見つからない」と感じている方 読了後にできること: 市の制度7件のうち自社が該当するものを特定し、新宮市役所 商工観光課(0735-23-3357)と新宮商工会議所(0735-22-5144)のどちらへ何を持って電話するかを、今日中に決められる状態になる
「新宮市の補助金、調べたらページが消えてるんですけど。」
新宮市で事業をされている方から、こうした話を聞くことがあります。実際そのとおりで、検索上位に出てくる「新宮市空店舗対策事業補助金」の市公式ページ(/info/305)は、2026年8月19日時点でアクセスすると404になります。市は公式サイトを刷新しており、旧URLの多くが消えているのです。一方で補助金のまとめサイトには古い金額が残り続けます。「載っている情報は古く、公式は消えている」という、いちばん判断しづらい状態がいまの新宮市です。
この記事では、和歌山県の観光地で事業者のデジタル化・集客支援に取り組む立場から、2026年8月19日時点で公式ページに掲載を確認できた内容だけを整理します。市の制度7件の一覧表、申請の共通段取り6ステップ、コピペで使える8本のプロンプト、4つの失敗パターンとチェックリストを公開し、確認できなかったものは「確認できませんでした」とそのまま書きます。いま検討している見積書か、開業予定の物件メモを1枚手元に置きながら読み進めてください。
目次
まず結論:新宮市の補助金は「市の7件」を先に潰す(即効早見表)
最初に全体像です。2026年8月19日時点で新宮市公式サイトに掲載を確認できた、事業者向けの支援制度を並べます。
| 制度名 | 主な対象 | 補助率・上限 | 受付状況(参照日時点) |
|---|---|---|---|
| 新宮市創業支援補助金 | 市内で新たに創業する個人・法人 | 1/2以内・上限50万円(商店街等は60万円) | 予算上限に達し2026年7月7日に受付終了 |
| 新宮市ビジネスチャンス支援補助金 | 市内の中小企業者等(県外等の展示会出展) | 1/2以内・上限20万円 | 通年(予算に達し次第終了) |
| 頑張る商業者団体等活動支援補助金 | 商店街振興組合・商業者3者以上の任意団体等 | 1/2・上限20万円(特定財源を除いた額に対して) | 随時受付(予算がなくなり次第終了) |
| 新宮市新規開業資金利子補給金 | 平成27年4月1日以降に創業し対象融資を受けた者 | 年利2.0%相当・年額上限20万円 | 令和8年1月16日提出期限(令和7年分) |
| 新宮市商工業活性化資金利子補給金 | 市内で同一事業を1年以上営む商工業者 | 年利1.3%相当・年額上限10万円 | 令和8年1月14日または16日提出期限(令和7年分) |
| 先端設備等導入計画の認定 | 市内に事業所を持つ中小企業者等 | 現金補助ではない(固定資産税の特例・金融支援) | 受付中 |
| セーフティネット保証(第4号・第5号)の認定 | 経営の安定に支障を生じている中小企業者 | 現金補助ではない(保証枠の別枠化) | 受付中 |
【先に読んでください】制度を選ぶ前に知るべき3つの前提 ① 交付決定前の発注・契約・支払いは原則すべて対象外です。 交付決定とは、市や事務局が「この計画にこの額を出します」と正式にOKを出す通知のことで、補助金の対象期間はそこから始まります。新宮市創業支援補助金のページにも「補助金交付決定日以降に着工・購入等するものが対象」「必ず購入・着工前に申請してください」と明記されています。 ② 補助金は後払いです。 工事代や機器代はいったん全額を自分で払い、実績報告(実施内容と支払いの証拠書類をそろえて提出する手続き)を経て、確定通知のあとに入金されます。上限50万円の補助が付いても、一度は工事代の全額を用意しなければなりません。 ③ 新宮市の制度は「年度の早い順」で消えます。 市の主力である創業支援補助金は申請期間が通年でありながら、2026年7月7日に予算上限到達で受付終了しました。年度が替わる4月に動けるかどうかが、そのまま採否を分けます。

ポイントは、制度名から入らないことです。まとめサイトで制度名を眺めるところから始める方が多いのですが、新宮市ではこれが最も時間を溶かします。先に「何を買いたいのか」を1行で決めてください。店舗の改装か、機械か、ホームページやチラシか、展示会の出展か、それとも借入か。ここが決まれば、上の表で見るべき行は1つか2つに絞られます。
次のプロンプトはChatGPTなどの対話型AIに貼り付けて使います(無料版で十分です)。( )を自社のことに書き換えてください。
使う人: 何を買うか、まだ決めきれていない方
あなたは中小企業の設備投資と補助金活用に詳しいアドバイザーです。以下の材料から、私の事業が補助金を検討すべき投資項目を整理してください。
【材料】
・業種と規模: (例: 和歌山県新宮市の飲食店・本人と family1名・創業6年)
・いま困っていること: (例: 客席の空調が古く、夏場に回転が落ちている)
・買いたい/直したいもの: (例: 空調の入れ替え、店舗の内装、ホームページ、展示会出展)
・想定している金額: (例: 空調80万円・内装60万円・HP50万円・出展30万円)
出力: ①投資項目を「店舗改装」「設備・機械」「販路開拓(展示会・広報)」「ソフトウェア」の4分類に振り分け ②優先順位と理由 ③補助金がなくても実施すべきかの判定。制度名・補助率・上限額の推測は一切書かないでください。事実に基づかない推測は「仮説」と明記してください。
※そのままコピーして使えます
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新宮市の制度が「創業に一点集中」している理由と、3層の使い分け
新宮市の市独自制度は、出る先で3つに分けると性格がはっきりします。
- 創業に出る: 新宮市創業支援補助金の1本だけですが、改装費・設備費・家賃・広告宣伝費の4つをまとめて見てくれます
- 借入の利子に出る: 2つの利子補給金です。上限は年額20万円・10万円で、あくまで借入コストの軽減です
- 販路と団体活動に出る: ビジネスチャンス支援補助金(展示会等への出展)と、頑張る商業者団体等活動支援補助金の2本です
ここから分かるのは、新宮市には「既に営業している事業者が、自分の店の設備やホームページに使える汎用の現金補助」が無いということです。田辺市のように市独自制度を10件以上そろえる自治体のほうが、むしろ例外に近いのが実情です。設計を比べたい方は田辺市の事業者が使える補助金まとめ|創業・設備・販路の制度と申請手順【2026年8月】を、周辺の町の状況は南紀の町の補助金まとめ|上富田・すさみ・みなべ・串本・那智勝浦の制度と窓口【2026年8月】をご覧ください。

そこで使い分けは2本立てになります。これから創業する方は市の創業支援補助金が本命で、他の層より先にここを押さえます。すでに営業している方は国の小規模事業者持続化補助金を本体に据え、市の制度は展示会と借入の上乗せとして拾ってください。
申請の流れ自体は、市でも国でも県でもほぼ共通です。
- 買うものを決める(補助金がなくても必要な投資かを判断する)
- 市の7制度に当てはまるかを見る(当てはまらなければ国と県へ)
- 商工観光課と新宮商工会議所に電話する(受付状況と必要書類を先に聞く)
- 計画書と見積を用意する(市の創業支援補助金は計画書に商工会議所の確認が必要です)
- 申請して交付決定を待つ
- 交付決定後に発注・実施し、実績報告する
最も時間がかかるのは4番です。だからこそ1〜3を先に片づけてください。
新宮市の支援制度・全7件と、参考になる3件の中身
ここからは、実際に使う順番で1件ずつ見ていきます。金額・要件・受付状況は年度や予算の消化状況で変わるため、申請前に必ず公式ページと窓口で確認してください。
1. 新宮市創業支援補助金(上限50万円・商店街等は60万円/参照日時点で受付終了)
新宮市でいちばん金額が大きく、いちばん対象経費が広い制度です。市公式ページによると、ここでいう創業とは「事業を営んでいない方が新たに事業を開始すること」「新たに法人を設立して事業を開始すること(事業継承は含まない)」「既存事業とは別の事業を新たに開始すること」の3つを指します。
対象者は次の3つすべてに該当する方です。①市内に住民票を置く個人事業者もしくは市内に主たる事業所を持つ法人、または創業までに市内に住民票を置く移住者、②市税を滞納していないこと、③開業後5年以上継続して営業すること。③には「5年未満で閉店、長期休業した場合は補助金を返還いただく場合があります」という注記が付いています。
対象経費は4つです。①改装費(改修・改装に係る工事費)、②設備費(事業に必要な機械等の購入および設置費)、③家賃(賃貸店舗等の家賃・最大6か月間)、④広告宣伝費(チラシ等の印刷費、新聞・雑誌等への広告代、ホームページ開設費など)。対象外は、汎用性が高く事業の目的外にも使用できるもの(一般車両、パソコン等)と、敷金・礼金・保証金・共益費・駐車場代・通信費です。
補助額は対象経費の2分の1以内で、上限50万円(千円未満切捨て)、商店街等で営業する場合は上限60万円(同)です。申請期間は通年ですが、市公式ページには「※予算上限に達した為、新規の受付を終了します。(R8.7.7)」と記載されており、参照日時点では新規申請ができません。
この制度で最も重要な事実は、対象経費④の広告宣伝費にホームページ開設費が名指しで入っていることです。 市がホームページ制作費を補助対象として明記している制度は、参照日時点でこの1本だけです。逆に既に営業している事業者は創業の定義に当たらないため使えません。制作費の相場感は新宮市のホームページ制作|依頼先の選び方と費用の目安【2026年8月】で整理しています。
もう1つ実務上の関門があります。提出書類の「計画書(様式あり)」に商工会議所の確認が必要と明記されている点です。市役所に出す前に、新宮商工会議所(0735-22-5144)で計画書を見てもらう工程が挟まります。年度当初の申請ラッシュを狙うなら、3月のうちに顔を出しておくのが安全です。
使う人: 新宮市で創業予定で、次年度の申請を狙う方
あなたは補助金の交付要綱を読み解く実務者です。以下の要件と私の創業計画を1項目ずつ突き合わせ、対象になるかを判定してください。
【要件(市の公式ページから、そのまま転記してください)】
・対象者: (例: 市内に住民票を置く個人事業者または市内に主たる事業所を持つ法人/市税を滞納していないこと/開業後5年以上継続して営業すること)
・対象経費: (例: 改装費、設備費、家賃〈最大6か月〉、広告宣伝費)
・対象外経費: (例: 一般車両、パソコン等の汎用品/敷金、礼金、保証金、共益費、駐車場代、通信費)
・補助率と上限額: (例: 1/2以内・上限50万円、商店街等は60万円)
【私の創業計画】
・業種と開業予定地: (例: 新宮市の商店街で焼き菓子店。物件は内見済みで契約前)
・住民票の所在と移住予定: ( )
・投資の内訳: (例: 内装140万円、オーブン等の設備90万円、家賃月7万円、チラシとHP 40万円)
・市税の納付状況: (例: 完納)
出力: ①要件ごとに「該当/非該当/要確認」の判定と根拠 ②対象経費ごとに補助対象になり得る金額と、上限に達するかどうかの計算(計算式を明示)③窓口に電話で確認すべき項目を質問文の形で5つ。【要件】に書かれていない条件を推測で補わず、採択の見込みには一切言及しないでください。事実に基づかない推測は「仮説」と明記してください。
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2.「新宮市空店舗対策事業補助金」を探して、ここへ来た方へ
検索で「新宮市 空店舗対策事業補助金」と調べると、家賃補助や改装費補助の金額が書かれた補助金まとめサイトが並びます。ですが、事実関係はこうです。
2026年8月19日時点で、新宮市公式サイト上に「空店舗対策事業補助金」の個別ページを確認できませんでした。 検索結果から辿れる市公式のURL(/info/305)はアクセスすると404エラーになります。市公式サイトの商工観光課の掲載記事74件をすべて確認しても、この制度名の記事はありません。まとめサイトに残っている金額は、市がサイトを刷新する前のページを引き写したものと考えるのが自然です。
唯一、市公式ドメイン上で現在も参照できる関連資料が、商工観光課の創業支援リーフレットPDFです。そこには「商店街空店舗対策事業補助金」として、家賃補助率は1年目2分の1・2年目4分の1(上限額あり)、改修費補助率は2分の1(上限額30万円)と記載されています。対象の商店街は駅前本通り・丹鶴・仲之町・神倉本通りの4つです。ただしこのPDFはファイルの作成日が2015年7月23日で、10年以上前の資料です。 記載どおりの制度がいま動いているかどうかは、この資料からは判断できません。
そして現行制度は、後継と読める設計になっています。新宮市創業支援補助金は改装費・家賃・設備費・広告宣伝費をまとめて対象にし、しかも「商店街等で営業する場合は上限60万円」と、商店街への出店を10万円分だけ優遇しています。空店舗対策の考え方が吸収されたと見るのが素直ですが、公式の説明はないため断定はできません。
したがって、あなたが取るべき行動は1つです。商工観光課(直通0735-23-3357)に電話して、この2文をそのまま聞いてください。「空店舗対策事業補助金という制度は現在もありますか」「無ければ、商店街の空き店舗に出店する場合に使える市の制度はどれですか」。10年前のPDFの数字で資金計画を組むのが、いちばん危険です。
使う人: 商店街の空き店舗を借りて開業する方
あなたは店舗出店の収支計画を整理する実務者です。以下の材料から、出店費用と補助を受けた場合の自己負担を整理してください。
【材料】
・物件の家賃と面積: (例: 家賃7万円・共益費1万円・35平方メートル)
・改装の内容と見積金額: (例: 内装と厨房で140万円・見積2社取得済み)
・設備と広告の予定: (例: 業務用オーブン60万円、開店チラシとホームページ40万円)
・利用を検討している制度の内容: (公式ページから転記。例: 対象経費は改装費・設備費・家賃〈最大6か月〉・広告宣伝費、補助は1/2以内で上限50万円、商店街等で営業する場合は60万円、敷金礼金保証金と共益費は対象外)
出力: ①費目ごとに補助対象になるかの仕分け表(共益費など対象外経費を必ず除外する)②補助額と自己負担額の計算(計算式を明示し、上限に達する場合はその旨を書く)③補助金が後払いである前提で、着工から入金までに必要な立て替え額 ④窓口に確認すべき項目を質問文の形で5つ。制度の要件は【材料】のものだけを使い、事実に基づかない推測は「仮説」と明記してください。
※そのままコピーして使えます

3. 新宮市ビジネスチャンス支援補助金(展示会出展・上限20万円)
既存事業者が市から現金を受け取れる、数少ない制度です。対象事業は「県外等における販路拡大を図るための展示会、商談会、見本市への出展」で、補助額は対象経費の2分の1以内・上限20万円です。対象経費は出品料、出展料、旅費(宿泊費は税抜1万円を上限)、展示装飾費、通信運搬費、印刷製本費、広告宣伝費。対象者は①市内に住民票を置く個人事業者もしくは市内に主たる事業所を持つ法人、②市税を滞納していないこと、③現年度に本補助金の交付を受けていないこと、の3つすべてに該当する方です。
ここで注意すべきは「県外等」の定義です。公式ページには補助対象となる開催地として、県外(三重県は津市以北、奈良県は橿原市以北)、市外(和歌山市以北)、海外と記載されています。新宮市は三重県との県境にあるため、車で近い熊野市や尾鷲市での商談会は、県外であっても津市より南なので対象外という読み方になります。 ここは必ず窓口で確認してください。「現地での物販を主目的とする出展は対象外です」とも明記されています。
留意事項も押さえてください。1会計年度の交付申請は1申請者につき1回限り、同一の展示会等での交付申請は3回まで、交付決定日前に支払いのあった経費は補助対象外です。また2月末日までに支払いが完了しなければ、補助対象事業の完了とはみなされません。40万円の出展費用なら20万円が戻る計算です。出展を年1回に絞り、その1回を確実に申請へ乗せるのが正解になります。
使う人: 県外の展示会・商談会への出展を検討している方
あなたは展示会出展の収支計画を整理する実務者です。以下の材料から、出展費用と補助を受けた場合の自己負担を整理してください。
【材料】
・出展を検討している展示会名と開催地・会期: (例: ◯◯フェア/大阪市/2027年2月)
・費用の内訳と金額: (例: 小間料18万円、装飾12万円、パンフレット印刷6万円、旅費〈交通費4万円・宿泊2泊〉、送料3万円)
・出展の目的: (例: 首都圏の卸売業者との商談を10件つくる)
・利用を検討している制度の内容: (公式ページから転記。例: 対象経費は出品料・出展料・旅費〈宿泊費は税抜1万円上限〉・展示装飾費・通信運搬費・印刷製本費・広告宣伝費。補助は対象経費の1/2以内・上限20万円)
出力: ①費目ごとに補助対象になるかの仕分け表(宿泊費は上限を反映して計算する)②補助額と自己負担額の計算(計算式を必ず明示し、上限に達する場合はその旨を書く)③交付決定前に支払ってはいけない費目のリスト ④窓口に確認すべき項目を質問文の形で4つ。制度の条件は【材料】のものだけを使い、事実に基づかない推測は「仮説」と明記してください。
※そのままコピーして使えます
4. 頑張る商業者団体等活動支援補助金(団体向け・上限20万円)
個社ではなく、商業者の団体が対象の制度です。対象団体は商店街振興組合、新宮市商店街振興組合連合会に加盟する商店会、市内商業者を3者以上含みその割合が過半数を占める任意の団体です。業種は卸売・小売・宿泊・飲食・生活関連サービス・娯楽に関する方とされています。補助率は補助対象経費から特定財源(売上、収入、補助金、助成金、負担金、寄付金及び協賛金)を除いた額の2分の1で、上限20万円。随時受付で、予算がなくなり次第終了です。
見落とされやすいのが「特定財源を除いた額」という書き方です。 イベントで協賛金を集めたり売上が立ったりすると、その分だけ補助対象経費が目減りします。総額100万円のイベントで協賛金40万円・売上20万円があれば、補助対象は残りの40万円です。その2分の1で20万円という計算になります。イベント設計の段階から、この構造を前提に予算を組んでください。なおこのページの更新日は2019年4月12日のため、金額と募集状況は商工観光課への確認が必要です。
5. 2つの利子補給金(借入で設備を入れるならセットで申請する)
補助金だけを見ていると見落とすのが、借入の利息負担を軽くする制度です。新宮市には2本あり、対象になる融資制度が違います。
新宮市新規開業資金利子補給金の対象は、和歌山県の新規開業資金、および日本政策金融公庫・新宮信用金庫の新規開業に係る融資(設備資金・運転資金に限る)です。対象者は、市内に住所および事業所を有する個人または市内に本店登記を有する法人で、平成27年4月1日以降に創業し、平成28年4月1日以降に対象融資を受け、市税を完納している方。利子補給率は年利2.0%に相当する額で、限度額は年額20万円、補給期間は償還開始月から36か月以内です。
新宮市商工業活性化資金利子補給金の対象融資は3つです。日本政策金融公庫の小企業等経営改善資金融資制度(マル経)、同 生活衛生改善貸付制度、和歌山県一般融資制度の小企業応援資金(特小)。対象者は市内で同一事業を引き続き1年以上営み、市税を完納し、償還を期日毎に履行している方です。利子補給額は年利1.3%に相当する額で限度額は年額10万円、補給期間は3年。提出先が融資制度で分かれるのが特徴で、マル経は新宮商工会議所もしくは同熊野川支所、残る2つは商工観光課です。
どちらも「借りた年に申請するもの」ではなく、前年1月〜12月に払った利息について、翌年1月中旬までに申請するものです。令和7年分の提出期日は、マル経が令和8年1月14日、その他が同1月16日でした。年末年始は最も忙しい時期なので、12月のうちに書類をそろえておいてください。
使う人: 借入と補助を組み合わせて設備を入れる方
あなたは中小企業の資金計画を整理するアドバイザーです。以下の材料から、借入と利子補給を組み合わせた資金計画のたたき台を作ってください。
【材料】
・投資の内容と総額: (例: 厨房設備の入れ替え 300万円)
・自己資金と借入の予定: (例: 自己資金100万円・借入200万円/5年)
・利用予定の融資制度: (例: 日本政策金融公庫のマル経融資)
・利用を検討している利子補給の内容: (公式ページから転記。例: 年利1.3%に相当する額・限度額は年額10万円・補給期間3年・前年1月〜12月の返済分を翌年1月中旬までに申請)
・創業からの年数と市税の納付状況: (例: 創業6年・完納)
出力: ①資金の調達と使途の一覧 ②返済の月額と、利子補給を受けた場合の年間負担の試算(計算式を必ず明示し、金利は仮定であると明記する)③補助金や利子補給が後払いである前提で、いつ何円の立て替えが必要かの資金繰り表 ④申請期限を時系列で並べたスケジュール表。【材料】にない制度の条件を推測で足さず、事実に基づかない推測は「仮説」と明記してください。
※そのままコピーして使えます
6. 現金は出ないが効く3つ(特定創業支援等事業・先端設備等導入計画・セーフティネット保証)
現金の補助ではないものの、結果的に手元に残る額を大きく変える支援があります。
特定創業支援等事業とは、市の創業支援事業計画に基づく継続的な支援を受けると証明が発行される仕組みです。新宮市 商工観光課のリーフレットには、1か月以上にわたり4回以上支援を受けることで、創業に必要な4要素(経営・財務・人材育成・販路開拓)の知識がすべて身につくとあります。証明を受けた場合の優遇は3つです。株式会社設立時の登録免許税が資本金の0.7%から0.35%に(最低税額15万円から7.5万円に)減額されること。無担保・第三者保証人なしの創業関連保証の枠が1,000万円から1,500万円に拡大されること。創業関連保証の特例が事業開始6か月前から利用できることです。ただし登録免許税の減免は創業前の人が対象で、すでに創業している人や法人成りには適用されません。この資料も2015年7月作成のため、現行の取り扱いは新宮商工会議所(0735-22-5144)で必ず確認してください。
先端設備等導入計画の認定を受けると、固定資産税の特例や金融支援などの措置を受けられます。新宮市の導入促進基本計画では、労働生産性の目標は年平均3%以上の向上、対象は市内全域・全業種(市内に雇用があること)で、計画期間は3年間・4年間または5年間です。太陽光パネルは雇用の創出・産業集積に繋がらないと判断されるため対象外と明記されている点は要注意です。「認定後に取得してください」という順序も、補助金と同じ考え方になります。
セーフティネット保証の認定は、経営の安定に支障を生じている中小企業者の保証限度額を別枠化する国の制度で、市が該当事業所としての認定を行います。資金繰りが厳しくなってから探す制度なので、平時のうちに窓口が新宮市であることだけ覚えておいてください。
使う人: 窓口へ電話・相談に行く前の準備をしたい方
あなたは市役所・商工会議所への相談に同行する支援者です。以下の材料から、相談当日にそのまま渡せるA4用紙1枚のメモを作ってください。
【材料】
・事業者名と所在地、業種、従業員数、創業年: ( )
・相談したいこと: (例: 商店街の空き店舗で開業したい。改装費と家賃に市の補助を使いたい)
・投資の内容と概算金額: (例: 内装140万円・見積1社取得済み。家賃は月7万円)
・現在の状況: (例: 物件は内見済みだが契約前。建物所有者の改修承諾は未取得)
・確認したいこと: (例: 今年度の受付状況、次年度の受付開始時期、計画書に必要な商工会議所の確認の取り方)
出力: ①事業者概要 ②相談要旨(3行以内)③投資内容と金額 ④質問リスト(5問以内、そのまま口頭で読める文にする)。制度の要件や採択の見込みの推測は一切書かず、事実に基づかない推測は「仮説」と明記してください。
※そのままコピーして使えます
7. 参考になる3件(移住支援金・住宅リフォーム助成・企業立地の奨励)
事業者向けの補助金ではありませんが、条件に合えば効く制度です。
- 移住支援金: 東京圏から新宮市へ移住し、対象求人に就いた場合か起業支援金の交付決定を受けた場合に支給されます。2人以上の世帯で最大100万円、単身世帯で最大60万円。起業ルートは県のわかやま地域課題解決型起業支援補助金(1/2以内・限度額200万円)の交付決定が前提です
- 新宮市住宅リフォーム助成事業: 市民が市内の工務店等を使ってリフォームする際の助成で、助成率は対象経費(消費税除く)の20%、上限20万円です。「市内業者を使うと20%戻る」という需要喚起策なので、市内の工務店・内装業者はお客様への提案材料に使えます
- 企業立地の奨励: 和歌山県企業立地ガイド2025-2026には、新宮市の事業所等設置補助・用地取得補助・雇用奨励補助・緑地整備補助が掲載されています。対象固定資産5,000万円以上・新規地元雇用者10人以上が要件のため、新宮港周辺への立地を検討する規模の事業者向けです
既存事業者の本命は国と県|HP・SNS・ECは対象になるのか
すでに営業している新宮市の事業者にとって、市に汎用の現金補助がない以上、本体は国と県になります。ここで多くの方が知りたいのが「ホームページやSNS、ECは補助の対象になるのか」です。事実を整理します。
国の小規模事業者持続化補助金〈一般型・通常枠〉では、ウェブサイト関連費が対象経費に含まれます。 公式サイトによると第20回公募は申請受付が2026年11月5日開始、締切は2026年12月15日17時です。補助率は3分の2、補助上限は50万円で、インボイス特例で50万円、賃金引上げ特例で150万円が上乗せされ、両方を満たすと上限250万円になります。ただしウェブサイト関連費の交付申請額の上限は30万円(税込)、かつこの経費のみによる申請はできません。50万円(税抜)以上でウェブサイトを作成・更新すると処分制限財産(補助金で取得した財産のうち、一定期間の処分に制限がかかるもの)に該当し、通常は取得日から5年間、譲渡や廃棄が制限されます。
そしてもう1つ、実務上いちばん大事な締切があります。商工会議所・商工会が発行する事業支援計画書(様式4)の発行受付締切が2026年12月4日で、本体締切より11日早いのです。公式サイトには「受付締切以降の発行依頼は、いかなる理由があってもできません」と明記されています。新宮商工会議所は締切直前に混み合うため、10月中に一度相談に行くのが安全圏です。なお直近の第19回締切分は申請16,576件に対して採択7,819件で、採択率は公表された件数から算出して約47.2%でした。作り方の手順は持続化補助金でホームページを作る方法|宿・飲食店の申請6ステップと文例【2026年8月】で扱っています。
一方で、いわゆるIT導入補助金ではホームページ制作費は対象になりません。 2026年度の正式名称は中小企業デジタル化・AI導入支援事業です。公式のITツール登録要領には、対象外として「ホームページ制作、サイト制作、WEBアプリ制作、スマートフォンアプリ制作、コンテンツ制作等の制作ツールにおける、追加開発に掛かる費用が含まれているもの」「広告宣伝に類するものや、広告宣伝費用が含まれるもの」が明記されています。予約管理や会計のSaaSを入れるならこちら、サイトを作るなら持続化補助金、という住み分けです。
SNS運用代行の月額費用については、公式資料上で「対象」と明示された制度を確認できませんでした。 見積書の費目名まで含めて窓口に確認してください。新宮市でのSNS運用の考え方は新宮市のSNS運用代行|同名地に埋もれた検索結果から依頼先を探す4経路【2026年8月】にまとめています。
県の制度で参照日時点に公募中を確認できたのは2件です。令和8年度 省エネ診断・排出量見える化等支援事業費補助金(1/2以内・1件あたり100万円限度)と、令和8年度 和歌山県事業者向け太陽光発電設備・蓄電池等導入支援事業補助金(太陽光発電設備は5万円/kW・上限250万円、令和8年11月30日17時まで)です。全体像は和歌山県のデジタル化支援メニュー完全ガイド|使える制度と申し込み手順【2026年8月】をご覧ください。
使う人: 国の小規模事業者持続化補助金の経営計画を書き始める方
あなたは補助金の審査員の視点を持つ、事業計画のレビュアー兼構成作家です。以下の材料から、小規模事業者持続化補助金の経営計画のたたき台を作ってください。
【材料】
・事業内容と商圏: (例: 新宮市で営む飲食店。客の6割が市内、3割が熊野三山への来訪客)
・いま起きている問題を数字で: (例: 電話予約の記入と台帳転記に週6時間かかっている/夕方の問い合わせを取りこぼしている)
・やりたい取組と金額: (例: 予約フォーム付きの公式サイト制作 45万円、看板の掛け替え 20万円)
・取組後にどう変わるか: (例: 転記作業を週1時間に減らし、浮いた時間を仕込みに回す)
・自社の強み: (例: 地元の漁師と直接取引している)
出力: ①経営課題(数字を必ず含む)②取組の内容 ③取組後に業務と数字がどう変わるかの記述 ④強みと取組のつながり ⑤ウェブサイト関連費が単独申請できない前提で、他にどの経費と組み合わせるべきかの案。採択の可能性・見込み・確率には一切言及しないでください。材料に数字がない項目は「現在は計測していない」と書き、事実に基づかない推測は「仮説」と明記してください。
※そのままコピーして使えます
「うちの宿の場合はどうすればいい?」——そんな段階のご相談こそ歓迎です。
最大60分の無料ヒアリングで、貴施設の集客の現在地と次の一手を一緒に整理します。
※契約を前提とした営業は一切いたしません。30分の情報交換のみでも歓迎です。
業種別・最初に見る制度と相談先
同じ新宮市の事業者でも、状況で見るべき制度は変わります。自社に近い行から読んでください。金額は補助が満額出た場合の単純計算です。
| 事業者タイプ | 最初に見る制度 | 目安の金額と最初の相談先 |
|---|---|---|
| これから新宮市で創業する | 市: 新宮市創業支援補助金(改装・設備・家賃6か月・広告宣伝) | 100万円の対象経費なら50万円(商店街等は60万円)/商工観光課 0735-23-3357 |
| 商店街の空き店舗に出店する | 市: 同上(商店街等は上限60万円)+「空店舗対策」の現況確認 | 120万円の対象経費なら60万円/商工観光課 0735-23-3357 |
| 既存の小規模事業者(HP・広報を強化したい) | 国: 小規模事業者持続化補助金(ウェブサイト関連費は上限30万円・税込、単独申請不可) | 45万円のHPなら補助率2/3で30万円が上限/新宮商工会議所 0735-22-5144 |
| 県外の展示会・商談会に出る | 市: ビジネスチャンス支援補助金 | 40万円の出展費用なら20万円(上限)/商工観光課 0735-23-3357 |
| 借入で設備を入れる | 市: 商工業活性化資金利子補給金(マル経等)/新規開業資金利子補給金 | 年額上限10万円/20万円。マル経は新宮商工会議所 0735-22-5144 |
| 省エネ設備・太陽光を入れる | 県: 省エネ診断等補助金/事業者向け太陽光・蓄電池等補助金 | 診断等は1/2・上限100万円/和歌山県の各担当課 |
| 商店会・商業者団体で事業をする | 市: 頑張る商業者団体等活動支援補助金 | 特定財源控除後40万円なら20万円(上限)/商工観光課 0735-23-3357 |

どのタイプでも、次の一手は電話です。公式ページに書かれていない条件が電話で判明することが多く、10分の通話が数十時間の調べ物より速く効きます。第一声のテンプレートを置いておきます。
「お世話になります。新宮市内で飲食店を営んでいる○○と申します。新宮市創業支援補助金について伺いたいのですが、ご担当の方はいらっしゃいますか。」 つながったら、この5問を順に聞きます。①今年度の受付は終了とありますが、次年度の受付開始はいつ頃の見込みですか ②申請前に商工会議所の確認が要る計画書は、どのタイミングで相談すればよいですか ③商店街等で営業する場合の上限60万円の「商店街等」はどこまで含まれますか ④必要書類と提出先はどこですか ⑤申請から交付決定までどれくらいかかりますか。
聞き取った内容は、その場でメモに残してください。翌年に同じことを聞き直さずに済みます。
相談先はもう1つあります。和歌山県よろず支援拠点は国が設置した無料の経営相談所で、公益財団法人わかやま産業振興財団が運営し、電話は073-433-3100、相談回数に制限はありません。出張相談会の会場一覧に新宮商工会議所が含まれているため、地元で対面相談を受けられます(開催日は要確認)。新宮商工会議所自体も、金融・事業承継・経営・知的財産の専門相談を毎月無料で実施しています。日程はトップページの「専門相談日程のご案内」と、市内新聞折込の「商工ニュース」で案内されています。
【要注意】新宮市で補助金を使うときにつまずく4つのパターン
制度を知っていても、進め方でつまずく例は共通しています。
失敗1: まとめサイトの金額を信じて、資金計画を組む
❌ よくある間違い: 「新宮市 空店舗対策事業補助金 家賃1/2」と書かれた民間サイトの数字を前提に、物件と改装の予算を決める
⭕ 正しいアプローチ: 市公式ページに現物が存在するか自分の目で確認し、無ければ窓口に電話して現行制度を聞く
なぜ重要か: 新宮市は公式サイトを刷新しており、旧URLの多くが404になっているからです。一方で民間のまとめサイトには旧ページの金額が残り続けます。制度が消えたのか、名前が変わったのか、まとめサイトからは区別できません。公式に現物が無い制度は、無いものとして計画を組んでください。
失敗2: 「通年募集」を年度末まで空いていると読む
❌ よくある間違い: 申請期間が通年と書かれているので、資金の目処がついてから秋以降に申請しようと考える
⭕ 正しいアプローチ: 年度が替わった4月に窓口へ行き、その年度の受付状況と残り予算を確認する
なぜ重要か: 新宮市創業支援補助金は申請期間が通年でありながら、市公式ページに「※予算上限に達した為、新規の受付を終了します。(R8.7.7)」と掲載されています。年度が始まって3か月あまりで枠が埋まったということです。他の2つの補助金にも「予算に達し次第終了」の注記があります。新宮市の「通年」は「先着順」と読み替えてください。
失敗3: 交付決定前に発注・契約してしまう
❌ よくある間違い: 申請を出した安心感から、工務店や制作会社に「進めてください」と伝えてしまう
⭕ 正しいアプローチ: 交付決定の通知を受け取ってから、正式に発注・契約する
なぜ重要か: 新宮市創業支援補助金には「補助金交付決定日以降に着工・購入等するものが対象」「必ず購入・着工前に申請してください」と明記されています。ビジネスチャンス支援補助金にも「交付決定日前に支払いのあった経費は補助対象外です」、先端設備等導入計画にも「認定後に取得してください」とあります。新宮市の制度は例外なくこの順序です。 工務店や制作会社には、見積の段階で「補助金を使うので交付決定後の着手になります」と伝えてください。
失敗4: 申請書が「買うものの説明」になっている
❌ よくある間違い: 設備やシステムの機能を、カタログの文言そのままで並べる
⭕ 正しいアプローチ: 「どの業務が、何時間、どう変わるか」を自社の数字で書く
なぜ重要か: 審査で見られているのは製品の優秀さではなく、その事業者の経営課題が解決に向かうかどうかだからです。「電話予約の記入と台帳への転記に週6時間かかっており、これを週1時間に減らし、浮いた時間を仕込みに充てる」と書けば、課題と効果と使い道が一本の線でつながります。数字が出せない項目は「現在は計測していない」と書くほうが誠実です。
ここまでの内容は、公式ページを読んで電話をかければ費用ゼロで進められます。それでも「調べる時間が取れない」「何を導入すべきかから決まらない」という方がいるのも事実です。株式会社Tip(※当コラムの運営元です)は、観光地の宿や店舗のSNS運用・集客支援に取り組んでいます。当社は補助金の申請代行を行っておらず、採択を保証することもできません。 お手伝いできるのは「何を導入し、業務と数字がどう変わるか」という計画の整理と、必要に応じた提携専門家のご紹介までです。無料ヒアリングは最大60分、提案が不要なら30分の情報交換だけでも歓迎です。
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申請準備ができている事業者・できていない事業者の違い(チェックリスト)
窓口に電話する前の自己点検に使ってください。見積書や物件のメモを見ながらチェックを入れます。
- □ 補助金がなくてもやるべき投資かどうかを判断済みである
- □ 買いたいものを「店舗改装/設備・機械/販路開拓/ソフトウェア」のどれかに分類できている
- □ 自分が「これから創業する側」か「すでに営業している側」かを確定させている
- □ 市の7制度のうち該当しそうなものを、公式ページの文言のままメモに書き写した
- □ まとめサイトの数字ではなく、市公式ページに現物があることを確認した
- □ 商工観光課(0735-23-3357)か新宮商工会議所(0735-22-5144)に一度電話し、今年度の受付状況を聞いた
- □ 補助金が入金されるまでの立て替え資金を用意できている
- □ 交付決定前に発注しない段取りを、工務店・制作会社と共有している

特に見落とされやすいのが7つ目の立て替え資金です。チェックが3つ未満でも、この記事のプロンプトを上から順に使えば1つずつ埋まります。忘れられがちなのは採択後で、補助金は実績報告を出して初めて入金されます。新宮市創業支援補助金の実績報告では、改装費なら着工後の写真、設備費なら購入・設置物の写真が求められます。着工前の写真は申請時に必要なので、工事に手を付ける前に必ず撮っておいてください。
使う人: 採択され、事業が終わった方
あなたは補助金の実績報告書を整理する実務者です。以下の材料から、報告書の下書きを作ってください。
【材料】
・実施した事業の内容: (例: 店舗の内装改修と厨房設備の設置、開店チラシの作成)
・当初の計画との違い: (例: 予定していた看板の掛け替えは次年度に延期)
・支出の一覧: (費目・金額・支払日・支払先。領収書のとおりに)
・事業の成果: (数えられるものだけ。例: 開店から1か月の来店客数 320名)
・手元にある証拠書類: (例: 契約書、請求書、領収書、着工前の写真、着工後の写真、チラシの現物)
出力: ①実施内容の報告文(計画との差異を必ず明記)②支出一覧の表 ③成果の記述(測定していない項目は「未計測」と書く)④費目ごとに不足している証拠書類のリスト(写真・成果物の要否を分けて書く)。金額や成果は【材料】の数値だけを使い、事実に基づかない推測は「仮説」と明記してください。
※そのままコピーして使えます
新宮市の事業所は2,209|制度を知っているだけで少数派になれる
「うちのような小さな店が申請しても」と感じるかもしれませんが、数字を見ると話は逆です。
和歌山県が公表した令和3年経済センサス‐活動調査(調査基準日2021年6月1日)の統計表によると、新宮市の民営事業所数は2,209事業所(事業内容等不詳を除く、公務を除く全産業)、従業者数は12,913人でした。産業大分類別では卸売業・小売業が609事業所で最も多く、宿泊業・飲食サービス業が380、生活関連サービス業・娯楽業が214、医療・福祉が194、建設業が176と続きます。人口は住民基本台帳ベースで令和8年7月末現在24,971人です。
一方、国の小規模事業者持続化補助金〈一般型・通常枠〉の第19回締切分は、2026年7月29日の公表資料によると申請16,576件に対して採択7,819件でした。全国で約半数が落ちている計算です。
押さえるべき点は2つです。国の制度は全国と競って約半数が落ちる。しかし新宮市の制度は、競争相手が市内の事業者だけです。 そして市の創業支援補助金は年度途中で予算が尽きるほど使われていますが、その情報は市公式サイトの記事1本に載っているだけで、検索してもまとめサイトの古い情報に埋もれます。「情報が探しにくい」という事実そのものが、知っている人の優位を作っています。 商工観光課のページをブックマークし、年度が替わる4月上旬に一度開く。それだけで取り逃しはほぼなくなります。
よくある質問
Q. 新宮市の事業者が使える補助金には、どんなものがありますか?
2026年8月19日時点で市公式サイトに掲載を確認できたのは7件です。現金が動くのは創業支援補助金(1/2以内・上限50万円、商店街等は60万円)、ビジネスチャンス支援補助金(1/2以内・上限20万円)、頑張る商業者団体等活動支援補助金(上限20万円)、新規開業資金利子補給金(年額上限20万円)、商工業活性化資金利子補給金(年額上限10万円)の5件。残り2件は先端設備等導入計画とセーフティネット保証の認定で、現金は出ません。
Q. 新宮市空店舗対策事業補助金は、いまも使えますか?
2026年8月19日時点で、市公式サイト上に個別ページを確認できませんでした。市公式URL(/info/305)は404になり、商工観光課の掲載記事74件にも該当する記事はありません。市公式ドメインに残る創業支援リーフレット(ファイル作成日2015年7月23日)には家賃補助率1年目1/2・2年目1/4、改修費補助率1/2・上限30万円、対象商店街は駅前本通り・丹鶴・仲之町・神倉本通りと記載がありますが、10年以上前の資料です。商工観光課(0735-23-3357)に現況を確認してください。
Q. 新宮市ビジネスチャンス支援補助金は、どこの展示会なら対象ですか?
市公式ページには補助対象となる展示会等の開催地として、県外(三重県は津市以北、奈良県は橿原市以北)、市外(和歌山市以北)、海外と記載されています。三重県側でも津市より南、和歌山県内でも和歌山市より南の会場は対象外という読み方になるため、隣接する熊野市・尾鷲市での商談会を検討している方は必ず窓口で確認してください。また現地での物販を主目的とする出展は対象外です。
Q. 新宮市の補助金でホームページ制作費は賄えますか?
市の制度では創業支援補助金の対象経費④広告宣伝費に「ホームページ開設費など」が明記されており、これが唯一の道です。ただし対象は創業する方に限られ、参照日時点で受付は終了しています。既存事業者は国の小規模事業者持続化補助金のウェブサイト関連費(上限30万円・税込、この経費のみの申請は不可)が本命です。依頼先の選び方は新宮市のホームページ制作|依頼先の選び方と費用の目安【2026年8月】にまとめています。
Q. 補助金の申請は、どこに相談すればいいですか?
市の制度は新宮市役所 商工観光課(直通0735-23-3357)、国と県の制度と融資は新宮商工会議所(〒647-0045 新宮市井の沢3番8号/0735-22-5144)です。創業支援補助金の計画書には商工会議所の確認が必要なため、創業予定の方はどのみち両方に行くことになります。無料の経営相談としては、和歌山県よろず支援拠点(073-433-3100・相談回数の制限なし)が新宮商工会議所で出張相談会を実施しています。
Q. マル経融資を使うと、新宮市から利子の補助が受けられますか?
日本政策金融公庫のマル経融資(小規模事業者経営改善資金)は、新宮市商工業活性化資金利子補給金の対象融資制度に含まれています。利子補給額は年利1.3%に相当する額で限度額は年額10万円、補給期間は3年です。提出先は新宮商工会議所もしくは同熊野川支所で、令和7年分の提出期日は令和8年1月14日でした。マル経融資自体は商工会議所の推薦により無担保・無保証人で利用でき、貸付限度は2,000万円です。
Q. 特定創業支援等事業の証明を受けると、何が変わりますか?
新宮市 商工観光課のリーフレットには3点が記載されています。株式会社設立時の登録免許税が資本金の0.7%から0.35%に(最低税額15万円から7.5万円に)減額されること。無担保・第三者保証人なしの創業関連保証の枠が1,000万円から1,500万円に拡大されること。創業関連保証の特例が事業開始6か月前から利用できることです。ただしこの資料は2015年7月作成のため、現行の取り扱いは新宮商工会議所(0735-22-5144)で必ず確認してください。
Q. 補助金の申請を専門家に代行してもらうことはできますか?
申請支援を行う専門家は存在しますが、当社は申請の代行を行っていません。採択を保証する事業者があれば、その表現自体を疑ってください。当社ができるのは「何を導入し、業務と数字がどう変わるか」という計画の整理と、必要に応じた提携専門家のご紹介です。制度の解釈は、公募要領と新宮市 商工観光課・新宮商工会議所の回答が最終的な判断基準になります。
まとめ:今日から始める3つのアクション
- 今日やること: 見積書か物件メモを1枚出して、最初のプロンプトで投資項目を4分類に整理する。あわせて自分が「これから創業する側」か「すでに営業している側」かを確定させる
- 今週中にやること: 市公式サイトの商工観光課のページを開き、該当しそうな制度の対象・補助率・上限額・受付状況を、公式の文言のままメモに書き写す。まとめサイトの数字は使わない
- 今月中にやること: 商工観光課(0735-23-3357)か新宮商工会議所(0735-22-5144)に電話する。国の持続化補助金 第20回を狙うなら、様式4の締切が2026年12月4日なので10月中の訪問が安全圏です
続けて読む: 補助金を使って作ったサイトを地図検索につなげる手順は新宮市のMEO対策|和歌山・三重の県境商圏を地図で拾う6ステップ【2026年8月】で解説しています。
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参考・出典
すべて2026年8月19日に参照しました。
- 新宮市 創業支援補助金(受付終了。ページ更新日2026年5月11日。「※予算上限に達した為、新規の受付を終了します。(R8.7.7)」、補助額は対象経費の1/2以内・上限50万円〈商店街等で営業する場合は60万円〉、対象経費は改装費・設備費・家賃〈最大6か月〉・広告宣伝費〈ホームページ開設費など〉、対象外経費は一般車両・パソコン等の汎用品および敷金・礼金・保証金・共益費・駐車場代・通信費、計画書は商工会議所の確認が必要)
- 新宮市 ビジネスチャンス支援補助金(ページ更新日2023年3月29日。対象事業は県外等における展示会・商談会・見本市への出展、対象地は県外〈三重県は津市以北、奈良県は橿原市以北〉・市外〈和歌山市以北〉・海外、補助は対象経費の1/2以内・上限20万円、申請期間は通年、1会計年度1申請者1回限り・同一展示会は3回まで)
- 新宮市 頑張る商業者団体等活動支援補助金(ページ更新日2019年4月12日。補助対象経費から特定財源〈売上・収入・補助金・助成金・負担金・寄付金及び協賛金〉を除いた額の1/2・上限20万円、随時受付)
- 新宮市 新規開業資金利子補給金(ページ更新日2026年1月22日。年利2.0%に相当する額・限度額は年額20万円、対象期間は令和7年1月〜12月の返済分、補給期間は償還開始月から36か月以内、提出期日は令和8年1月16日)
- 新宮市 商工業活性化資金利子補給金(ページ更新日2026年1月22日。対象融資はマル経・生活衛生改善貸付・小企業応援資金〈特小〉、年利1.3%に相当する額・限度額は年額10万円・補給期間3年、提出期日はマル経が令和8年1月14日〈新宮商工会議所または同熊野川支所〉、その他が令和8年1月16日〈商工観光課〉)
- 新宮市 中小企業等経営強化法に基づく「先端設備等導入計画」の認定(ページ更新日2025年4月8日。労働生産性の目標は年平均3%以上向上、対象地域は市内全域、太陽光パネルは対象外、導入促進基本計画の計画期間は令和7年4月1日から令和9年3月まで、先端設備等導入計画の計画期間は3年・4年または5年)
- 新宮市 セーフティネット保証制度について(ページ更新日2020年2月14日。第4号・第5号の認定申請。金融機関ワンストップ手続を推進)
- 新宮市 【移住支援金】東京圏からの移住を支援します!(ページ更新日2021年4月28日。2人以上の世帯は最大100万円、単身世帯は最大60万円、18歳未満の世帯員1人につき最大100万円追加。起業ルートは県の起業支援金の交付決定が要件)
- 新宮市 令和8年度住宅リフォーム助成事業(ページ更新日2026年6月10日。助成率は対象経費〈消費税除く〉の20%・上限20万円・新宮商工会議所発行の商品券で支給、受付期間は令和8年5月7日〜21日で5月22日に受付終了)
- 新宮市 商工観光課 創業支援リーフレット(PDFのファイル作成日は2015年7月23日。商店街空店舗対策事業補助金の家賃補助率1年目1/2・2年目1/4、改修費補助率1/2・上限30万円、対象商店街は駅前本通り・丹鶴・仲之町・神倉本通り。特定創業支援事業の優遇として登録免許税0.7%→0.35%〈最低税額15万円→7.5万円〉、創業関連保証枠1,000万円→1,500万円、事業開始6か月前からの利用)
- 新宮市 空店舗対策事業補助金の旧ページ(2026年8月19日時点でアクセスすると404エラー。市公式サイトの商工観光課の掲載記事74件にも該当記事なし)
- 新宮市 商工観光課(部署一覧。所在地〒647-8555 和歌山県新宮市春日1番1号/直通TEL 0735-23-3357/市代表0735-23-3333/所管は企業立地、商工業の振興、観光事業の推進、新宮港の整備・運営など)
- 新宮市 住民基本台帳 人口の推移(令和8年7月末現在 人口24,971人・13,923世帯)
- 新宮商工会議所 公式サイト(〒647-0045 和歌山県新宮市井の沢3番8号/TEL 0735-22-5144/FAX 0735-21-7700。金融・事業承継・経営・知的財産の無料専門相談を毎月実施し、日程はトップページと市内新聞折込の「商工ニュース」で案内。マル経融資は貸付限度2,000万円・貸付期間10年以内)
- 中小企業庁 産業競争力強化法に基づく認定を受けた市区町村別の創業支援事業計画の概要(和歌山県)(新宮市は平成27年5月認定。認定連携創業支援事業者は新宮商工会議所、新宮信用金庫、株式会社日本政策金融公庫〈田辺支店〉、和歌山県、公益財団法人わかやま産業振興財団)
- 和歌山県 令和3年経済センサス‐活動調査(確報)結果<和歌山県> 統計表(調査基準日2021年6月1日。新宮市の民営事業所数は事業内容等不詳を除く全産業〈公務を除く〉で2,209事業所、従業者数12,913人。卸売業・小売業609、宿泊業・飲食サービス業380、生活関連サービス業・娯楽業214、医療・福祉194、建設業176。なお不詳を含むベースでは2,289事業所)
- 小規模事業者持続化補助金【一般型・通常枠】公式サイト(第20回公募は申請受付2026年11月5日開始・締切2026年12月15日17時、事業支援計画書〈様式4〉の発行受付締切は2026年12月4日で「受付締切以降の発行依頼は、いかなる理由があってもできません」、補助率2/3・補助上限50万円、インボイス特例50万円上乗せ・賃金引上げ特例150万円上乗せ、ウェブサイト関連費は交付申請額の上限30万円〈税込〉かつ単独申請不可、50万円〈税抜〉以上のウェブサイトは処分制限財産で通常は取得日から5年間処分制限)
- 中小企業庁 小規模事業者持続化補助金〈一般型・通常枠〉第19回締切分の採択結果(2026年7月29日公表。申請16,576件・採択7,819件。%表記は公表資料になく約47.2%は件数から算出)
- 中小企業デジタル化・AI導入支援事業(デジタル化・AI導入補助金2026)公式サイト。ITツール登録要領にホームページ制作・サイト制作・コンテンツ制作等の追加開発費用を含むもの、ホームページと同様の仕組みのもの、広告宣伝に類するものが対象外と明記
- 和歌山県 令和8年度 省エネ診断・排出量見える化等支援事業費補助金(補助対象経費の1/2以内・1件あたり100万円限度。区分アは令和9年3月1日17時まで、区分イ・ウは令和8年11月2日17時まで)
- 和歌山県 令和8年度 事業者向け太陽光発電設備・蓄電池等導入支援事業補助金(太陽光発電設備5万円/kW〈上限250万円〉、高効率空調機器は機器価格の1/2〈上限600万円〉ほか。公募期間は令和8年5月22日10時〜令和8年11月30日17時)
- 和歌山県 わかやま地域課題解決型起業支援補助金(補助対象経費の1/2以内・補助限度額2,000千円。令和8年度の公募は令和8年4月1日〜5月8日17時必着で終了済み)
- 和歌山県よろず支援拠点(運営は公益財団法人わかやま産業振興財団。〒640-8033 和歌山市本町二丁目1番地 フォルテワジマ6階/073-433-3100/相談無料・相談回数の制限なし。出張相談会場に新宮商工会議所が掲載)
- 和歌山県企業立地ガイド 市町村の優遇制度(出典表記は和歌山県企業立地ガイド2025-2026。新宮市の事業所等設置補助は初年度100%・2年度75%・3年度50%で限度額なし、用地取得補助は取得価格×10%で新宮港第二期工業用地5,000万円・その他3,000万円、雇用奨励補助は新規地元雇用者数×30万円で限度額3,000万円、緑地整備補助は経費×50%で限度額500万円)
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※本記事に記載した制度名・補助率・補助上限額・要件・受付状況・電話番号は、2026年8月19日時点で新宮市・和歌山県・各制度事務局の公式サイトに掲載を確認できた内容です。補助金は年度・公募回ごとに要件・金額・締切が変わり、予算の消化状況によって年度途中で受付が終了する場合があります。本記事で「確認できませんでした」と記載した項目は、制度が存在しないことを意味するものではなく、参照日時点で公式サイト上に掲載を確認できなかったという事実を示すものです。申請にあたっては必ず公式の最新情報と交付要綱・公募要領をご確認ください。当社は補助金の申請代行を行っておらず、採択を保証するものでもありません。実績は代表およびメンバー個人としての活動を含みます。